挑戦できるプロジェクト
社会福祉法人トゥムヌイ福祉会
Perspective!Passion &Missionがmain streamを進化させる
基本情報
企業名 | 社会福祉法人トゥムヌイ福祉会 |
所在地 | 沖縄県糸満市西崎町4丁目20番地5 |
担当者名 | 喜納 平 |
団体HPのURL | なし |
団体がフォーカスする社会的課題・地域の課題、理想とする地域のビジョン
【社会的課題・地域的課題】
障害のある方が20日間、一生懸命に働いて得る収入の平均は月額12,000円台という事実。障害のある方が自立して生活するための糧を得る仕組みは無いのか?大きな社会的課題でありながら、マイノリティであるがために、自ら主体的に関わらなければ、あまり社会的にクローズアップされない課題がここにもあります。政策的課題でもあり得るこの課題に向き合い、課題解決することにより、新たなビジネスモデルを構築することになります。
【理想とする地域のビジョン】
障害のある方とその家族が持つ、不確かな将来像に、確かな将来像という光を地域との共生の中で創造します。
今できること、今だからこそやらなければならないこと、それは彼らと一緒に前に進む姿勢と、これからの障害者福祉の有り方自体を創造するという確固たる意思に基づいた、未来志向の実現力であると考えます。
社会福祉法人トゥムヌイ福祉会は、法人定款第3条の規定に則り、社会福祉事業の主たる担い手としてふさわしい事業を確実、効果的かつ適正に行うため、自主的にその経営基盤の強化を図るとともに、その提供する福祉サービスの質の向上並びに事業経営の透明性の確保を図り、もって地域福祉の推進に努めます。
具体的には、法人の理念である「生き甲斐のある生涯を支援する」をpolicyとし、障害のある方のライフステージに合わせた福祉システムの構築と適切な福祉サービス提供を行うことで、彼らの社会的自立・経済的自立を実現化します。
今回任せるプロジェクトの概要(団体のビジョンや戦略の中での位置づけ、実施背景や対象顧客、目指す状態・成果、このプロジェクトが地域に与えるインパクト、このプロジェクトの独自性など)
【団体のビジョンや戦略の中での位置づけ】
ご存じの通り、障害者を取り巻く環境、特に政策的法律的環境は常に変化し続けています。今般の障害児分野の法改正(平成24年4月1日)に伴い、法人の事業をさらに進化拡充させ、併せて新規事業の立ち上げを実施します。また、既存組織内にジュエリー部門を新設し、今回任せるプロジェクトは、そのどちらかに関わっていただくこととなり、事業の中核を担って頂きます。
【実施背景や対象顧客】
障害者福祉の中でグレーゾーンは2つあります。その1つが障害児分野・領域のサービス提供内容について、もうひとつが障害者の就労の形態についてです。
一つ目のグレーゾーンは、規制緩和の流れの中で、足早に成立した現行法(障害者自立支援法)は、当初より制度的に未完成・未成熟な面があり、その運用手法や費用負担等についての見直しが毎年のように行われています。非営利法人の独占分野であった障害者福祉業界にも民間営利企業との競合が生まれ、サービス利用の選択が利用者の権利として行使され、行使するという意味では、ある意味正当性を持った形で運用されています。
しかし、営利企業の参入やサービスの質の向上を狙った競争原理の導入は、利用者確保を狙った広告や宣伝により障害福祉サービスの中身を置き去りにし、本来目的と乖離しているように見受けられます。
特に療育とは何かを追求せずに障害のある児童を受け入れる障害児の領域でのサービス提供内容は、障害者自立支援法の良くない面が際立った領域となっています。抽象的な設置基準を設定し、あとは利用者の方が見極めてくださいという手法では、将来にわたっての利用者の不利益となることが目に見えてわかります。
そのため、コンプライアンス意識を持ちながら利用される方にとって最良となるサービス提供体制の構築を行います。想定される対象顧客は、障害のある児童及びご家族であり、既存の事業形態を法改正に乗じ2分割し、年齢に応じた支援体制とします。
二つ目のグレーゾーンとして挙げた、障害者の就労については、今までの施設や事業所が一方的に仕事や生産機会を準備する形では、障害のある方の持ちうる個性や特性を、はたして制限していないであろうかという実践による疑問が生じたことに起因します。
通常若しくは今までの福祉的就労は、前述の通り、障害のある方を受け入れる施設や事業所が、売れるかどうかわからない商品、下請仕事等々を障害のある方の仕事として独断で設定してきました。私もその一人ではあるのですが、様々な希望的観測を根拠に、普遍的なサービス提供の仕組みとなっていました。(授産施設や作業所等)
目線を変えると見えていたものの形や考え方が変わります。彼ら障害のある方の立場に立ち考えると(私自身自己分析すると)、楽しいから仕事をしていて、やりがいがあるから仕事をしているのだと、今更ながら気づくこととなりました。
そのため、障害のある方の表現力に商品価値を見いだし、価値ある商品として世に送り出す仕組みをとしてジュエリー部門を創設します。
本プログラム参加者に期待する役割とプロジェクトの成果目標
【期待する役割】
- 既存児童分野のサービスの運営手法の習得と事業分割の実施によるサービス提供体制の構築
- ジュエリー部門の立上と運用
【最終的な成果目標】
- 事業分割後の児童分野事業のスムーズなサービス提供体制の構築
- ジュエリー部門のスキームの構築と実践
今回のプロジェクトでしか得られない経験・スキル等
- 情熱と使命
- 理論的な根拠
- 経験と自信の醸成
- 人材確保と育成
- バランス感覚
- 原点回帰
- 自己研鑽経営感覚
- ソーシャルビジネスの理解
- ウェルフェアビジネスの理解
- ネットワーク構築能力
- 本質を見抜く力と大局
経営者メッセージ
Perspectiveとは?ものの見え方であり、視点であり、立場・立ち位置とあります。
ツマルトコロ、どのような立場・視点によって、見えるものは見えないものになり、見えないものが見えたりします。混沌とした社会情勢やグローバルな社会、終息感漂う、今だからこそ、人の本質や大局観を得やすいのかもしれません。
今回、初めて地域イノベータープログラムへの応募させて頂いた理由は、企業DNAの継承を目的としています。地域に根差したHAPPYカンパニーを沖縄糸満から世界に広げていける人材を求めています。
勤務条件
■勤務条件(1)
勤務頻度 | 月~金(月1回程度土曜出勤有り) |
勤務時間 | 7:00~16:00/8:00~17:00 |
勤務地 | 糸満市字大里144-1 |
活動手当等 | 月額120,000円~ |
現地での生活にかかる費用 | 事業所宿泊は無料・宿泊費(バイオテックさんと調整)・食費 |
必要な資格・免許等 | なし |
■勤務条件(2)
勤務頻度 | 月~土のシフト制 月計25日勤務 週40時間 |
勤務時間 | 基本通常月 平日13:00~19:00 土曜 8:30~19:00 長期休暇月(夏休み等) 8:30~19:00 代休有り |
勤務地 | 糸満市字大里144-1 |
活動手当等 | 月額128,000円~ |
現地での生活にかかる費用 | 事業所宿泊は無料・宿泊費30,000円程度・食費 |
必要な資格・免許等 | なし |